余命 依頼された死    安楽死

依頼された死    安楽死



依頼された死
1994 TBS オランダのドキュメンタリー番組「依頼された死」

医師からALSと診断され、治療法もなく、このままでは三年から五年の命と宣告されたケース・ファンウェンデルデヨーテさん(63歳)は、自らの意思で安楽死を選択する。
オランダでは精神的、肉体的苦痛から緩和するための安楽死が認められており、彼は合法的とされる安楽死の要件を完全に満たしていると判定を受ける。

日に日に衰えていく肉体と不安に襲われ、ホームドクターとのたび重なる会話のなかで、安楽死を決行する日取りが決定する。 自分の誕生日にアムステルダムの自宅で妻が見守る中、ホームドクターの手により、睡眠剤で眠りについた彼に、筋肉弛緩剤が注射される……静かに訪れる死。
妻はこの間、時折すすり泣き、一度は部屋を出ていくが、終始ベッドのわきにいて彼の手を握り、頬に口づけをする。すべて終わったとき「大丈夫?」とホームドクターが肩を抱き、声をかける。
「ええ、これでよかった」と妻は答える。

安楽死の日取りが決定してから、彼はタイプに向かい、やっと動く手で妻に長い手紙を書く。
この病気になってから、ずっと死のことを考えてきた。これしかない。長い間ありがとう。



自分の最期は選びたいぐすん
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